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首、肩、腰、脚の不調…重要なのは「足裏アーチ」!?

みなさん、こんにちは! AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)の青山遥(アオヤマヨウ)です。

約12年間の総合病院での理学療法士としての臨床経験をベースに、練馬区豊島園で理学療法サロンAOYAMA STYLE(当初の店名は「mamasalon aoyama(ママサロンアオヤマ)」でした)を営んでおります。 

「快適な生活は正しく食べて、正しい姿勢から!」をモットーとして、姿勢の修正や運動療法(いわゆるリハビリ)、そしてその方の職業や生活にあったセルフケア指導を行うことで、お客様に元気になっていただくお手伝いをしております。

今日のテーマは、首、肩、腰、脚……全身のつらい不快症状が、すべて足裏のケアで治るかも!
というお話です。

理学療法士の目に映る、不調の根本的な原因

夢のように聞こえるかもしれませんが、ウソではありません。理学療法の観点では、身体のつながりを最重要視します。全身のバランスを把握し、故障している箇所や、その影響をうけている箇所のすべてを把握し、それぞれに的確なアプローチを加える事で、はじめて根本的な解決に繋がるのです。

もっとわかりやすくいうと、みなさん、自分の首が痛ければ、首を。肩が痛ければ、肩の施術だけ受けたら大丈夫だとお考えではないでしょうか。しかし、これだけでは不正解ということです。

あなたが、30分いくらのマッサージ屋に行って、「腰が痛いんですよ~」などというと、「じゃ、腰を長めにやっておきますね~」という答えが返ってくると思います。でも、これでは問題の根本的な解決には至らない。理学療法士である私の目には、そのように映るのでした。

理学療法士である私の最大のセールスポイントは、そうした首、あるいは肩といった局所、局所にとどまるアプローチではなく、頭〜つま先までの全身を把握した上で、アプローチを行えることです。

肩が治った気がしても、今度は腰が痛くなる……そんな経験をしたことはありませんか? 「年だからかなぁ」「運動ひかえめにしようかな」「ストレッチしてないからだ」なんて自己診断して、自分を納得させたり、諦めたりしてみても、やっぱりなにか、モヤモヤは残ると思います。だからこの記事を読んでくださっているのだと思うのですが、いかがでしょうか。

肩なら肩、腰なら腰……そのように一箇所の具合だけ悪くなっている身体など、(ほぼ)存在しないのです。全身的な身体のつながりを把握していく事で、はじめて根本的な解決に繋がる。そして、そうした治療は身体のプロ・理学療法士にしかできないと思っていてください。

足首が傾斜すると、身体はどうなってしまうの?

今日は『足首』の重要性と、足首に支障が見られただけで、それがどのように全身に悪影響してしまうのかを、簡潔に伝えられればと思います。


上の図の中央のような足首が「正常」です。しかし、何かしらのきっかけで、内側に傾斜したり、外側に傾斜してしまいがち。そのように、左右どちらかに傾斜した足首でずっと立ちあがったり、歩いたりしていると、身体はどうなってしまうのでしょうか。

傾斜した足首に伴い、下腿から順に大腿、骨盤、脊椎、肩……そして最後は首といった順に、足首の傾斜に準じた、傾いた全身姿勢にたどりついてしまいます。

このように、
『ある関節の運動が他の隣接する関節へ 影響を及ぼす』
ことを業界用語で『運動連鎖』といいます。

身体の各部位の関節は、どんなに離れた場所にあろうと、お互いに精密に繋がりあうことでバランスをなんとか保っているのです。

私の場合、「肩が痛くて……」といって来院なさったお客さんの場合もかならず、全身を確認します。そして多くの場合、首~足首にいたるまで、全身が左右、どちらかに傾斜してしまっていることに気がつくのです。

足首が悪かったから、全身が傾いたのか、全身のどこかが歪んで、足首まで傾いているのか。その見極めも大事ですが、問題箇所となっている関節のエラーを修正していけば、それで全身の動きは驚くほどスムーズとなり、他の関節も動くようになるため、結果として全身を調整することがキーとなってくるのでした。

重要なのは足裏アーチ!正常にするために、何をするのがベスト?

しかし、固まった筋肉をもみほぐすといったアプローチならともかく、内側あるいは外側に傾斜してしまった足首をどうやって治せるのでしょうか?

ポイントは足裏のケアです。足首が傾斜してしまう原因のひとつに、「足裏のアーチの逸脱」があります。足裏の形状に異常が見られているという意味です。

このように、健康な足裏は3つのアーチを描くように形成されています。このアーチの一つでも欠けると、足首の傾斜につながります。

たとえば……
赤い『内側縦アーチ』が欠けると、足首は外側に傾斜します。
逆に黄色の『外側縦アーチ』が欠けると、足首は内側に傾斜してしまいます。

なので、このアーチが崩れてしまっている場合、それを再形成する事が足首の歪みの改善へとつながるのです。

再形成に有益なのは、施術を繰り返して受けることではありません。セルフケアが重要なのです。当サロンではこの3つのアーチの再形成に対し、ボールを転がすセルフケアを提案しております。

いくつかコツはありますが、ボール転がしはシンプルなセルフケアです。しかし、これで足裏アーチの再形成ができれば、首、肩、腰、脚……全身のつらい不快症状が消える(かもしれない)のです。逆に、様々な身体の症状がある方は、足裏のケアをしてみたらどうでしょうか。

当サロンは、施術をする場であると同時に、私の施術がなくても、健康に快適に暮らしていけるよう、お客様が『自分の体は自分で治せるようになること』を目標に掲げています。つまり、サロン通いを卒業していただいた後も、自身で全身の調整できるようになり、症状を悪化させないようにしてさしあげることが、理学療法士としての私の仕事なのです。

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